窓枠シーリングは、打増しか?打替えか?
DATE 2024年11月1日 (金)
朝晩涼しくなり、心地の良い風が吹いてきましたね。こんなに気持ちがいい秋ですが、実は台風が来ると、動きが速い・風が強い・雨量が多い、日本列島に上陸する確率が大きい、といった特徴があります。
その為、横なぐりの強い雨風による外壁への衝撃が大きく、外壁からの雨漏れが多くなる時期です。
特に窓の取付部は、隙間がどうしても生じやすいので、最も雨漏れの多い箇所です。
そこで重要な役割を果たしているのが、窓枠シーリング!!
窓枠と外壁の隙間には、必ずシーリングというゴム製の充填剤が埋め込まれています。
この窓枠シーリングは目地シーリングと同じで、10年程でボロボロと崩れてきます。
補修するには基本的に打ち増し工事を行います。
よく、外壁の目地シーリングは打ち替え[既存のシーリングを撤去し新しいシーリングを埋め変える工事]なのに、
窓シーリングは打ち増し[既存シーリングの上から新しいシーリングを充填する工事]なのはどうして?
と聞かれますが、これは新築時の窓設置による構造上の問題です。
そもそも新築時、窓はどのようにはめ込んでいるのでしょうか。
まず、柱の状態から見ていきましょう
👇窓の大きさに合わせた型枠(開口部)が取ってあります。
開口部は窓がはめ込みやすいように、ほんの少しだけ遊びの部分がある為、窓の大きさに合わせて開口部にスポンジ仕様のパッキンと水切りシートを取り付けます。
↑パッキン
↑水切り
👇パッキンを取り付けたら、窓のサッシを左右対称、水平に1㎜のズレも無いようチェックしながらはめ込み、ビスで止めます。
👇サッシを取り付けたら、窓枠に隙間なく防水テープを貼ります。
👇防水テープを貼った後、外壁全体に防水シートを取り付けます。
👇断熱材を敷き詰めて、
👇内壁・外壁を取り付けて、完成です。
工務店様によっては、取り付け方や工程、また昔の造りや現在の造りで、それぞれ違う場合もありますが、気密性の高い家にはこういった工夫が隠れており、窓枠の内部は複雑な構造となっています。
その為、窓シーリングを打ち替え工事にして欲しい。と無理矢理シーリングを剥がしてしまうと、内部の防水シートや防水テープまで剥がれてしまう事もあるのです。
内部を傷めてしまうと、外からはもうどうする事もできないので、万が一に備え、南部建装では窓枠シーリングは打ち増し工事をお勧めしています。
打ち増しの施工もしっかりとした工程で行っておりますので安心してください。
シーリングについてのご質問やご相談は、
岐阜市外壁屋根塗装の(株)南部建装/プロタイムズ岐阜南店0120-888-734または058-240-5533まで。
[各務原市・瑞穂市・大垣市・羽島市・本巣市・可児市等にも駆け付けます]
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